盆栽道具 鎬付き小枝切鋏 特殊柄(兼進作) 全長170mm No.34G
小品盆栽から中品盆栽まで幅広く使用されています。芽摘みから、小枝剪定まで使い方も幅が広いです。
素材 : 鋼(SK材)
製法 : 全鋼
全長 : 170mm
刃渡り : 32mm
*半手打ちの商品でございます。手で加工しておりますので、全長、刃渡りなど多少長さが違ってきますことご理解ください。
■特殊柄
通常の鋏とくらべて柄の中が外に出っ張っております。これにより、鋏が持ちやすくなっております。
通常タイプは出っ張りがなく、No.34Gの方は出っ張りがあります。
No.34G
通常タイプ
■鎬(しのぎ)とは?
鎬(しのぎ)とは、刀剣の「刃」と「棟」(むね:刀剣の背の部分)の間を刀身に沿って貫いて走る鎬筋(しのぎすじ:角が付き高く山のようになっている部分)を指します。
鎬(しのぎ)を削るという言葉があります。
刀同士で打ち合うと、薄い刃同士ではすぐに欠けてしまいます。激しく打ち合うには分厚く作られた鎬筋を合わせて戦ったのです。
激しい戦いの際は、鎬さえも削れてしまうことから、「鎬を削る」とは、激しく争う様子のことを示す言葉として、使われるようになったとのことです。
盆栽用の鋏で鎬を作る理由としては、鎬を作るためには片側(刃がついていない方)を削らなければなりません。
それを削ることによって、刃先が細くなり、細かい部分にも入っていけ、作業がしやすくなるためです。
下記のハサミA(鎬なし)とハサミB(鎬付き)との比較画像を見てみるとハサミB(鎬付き)の刃が細くなっているのがわかります。鎬を作ると角ばったところもすくなくなり、盆栽を傷つけることも少なくなります。