手打ち細柄長刃盆栽鋏 (兼進作) 〜白紙(白鋼)〜 全長210mm No.41C
昔からある盆栽鋏の形です。
小枝切から、芽摘み、根切りと様々な状況に使用されます。
小さい盆栽だと使いにくいので中品(中型)以上の盆栽に適しております。
また、根切りにも使用されます。根切りに使用する場合は小石をしっかり取り除いてからお使いください。小石を挟むと欠けます。
全長 : 210mm
刃渡り : 72mm
素材 : 白紙
また、この鋏は柄も細く出来ており、このタイプの鋏としては、軽いです。同じ長刃の盆栽鋏 No.41と比べてみるとNo.41が約220gなのに対し、No.41Cは約190gとなっております。また、刃もNo.41と比べると細く、薄く出来ております。細かい作業、奥まったところの作業に向いております。
(手打ち鋏)
1本の鉄の棒から、作成している完全手打ちの鋏です。
日本古来から、伝わっている日本刀の製造方法で柔らかい軟鉄に固い鋼を組み合わせ、「硬さ(硬度)」と「粘り強さ(靭性)」を兼ね備えております。
鋼は、安来鋼(やすぎはがね)の白紙(しろがみ)を使用しております。
安来鋼とは、鳥根県安来市にある日立金属株式会社の安来工場で生産された鋼を指すします。古来より日本刀の鋼である玉鋼の産地として有名です。
刃物鋼によく使用される安来鋼の種類には青紙(あおがみ)、白紙(しろがみ)、黄紙(きがみ)がございます。
鋼の質を分別するため、仕上がった鋼に色のついた紙を貼ったことから、このように呼ばれております。
青紙は主に刺身包丁、白紙は主に出刃包丁に使用されております。
お刺身は、包丁の切れ味によって、味に微妙な変化をもたらすため、刺身包丁にはより、欠けにくいより硬度が高い青紙が使われております。
逆に出刃包丁は、魚の固い骨も切断するため、微妙に欠けやすい(見た目にはわかりません。)白紙を使っております。硬度の高い青紙を使用すると滑ってしまいます。
そのため、この鋏では、枝も切りやすい白紙を使用しております。
*余談になりますが、戦国時代 新品の刀では滑ってしまうのとことで、わざと砂山に新品の刀を何度も出し入れして、刃を傷つけていたとのことです。